研修コンサルティング会社にて25年の経験を持つ人材育成・組織開発のエキスパートによる「人材開発ブログ」です。
『心理的安全性』がコロナ禍の今こそ必要
「心理的安全性」とは、チームの生産性を高めるための重要な要素として Google が2015年に発表し注目されました。
Google は2012年に開始した「プロジェクト・アリストテレス」の中で、効果的なチームはどのようなチームか調査を行い、心理的安全性が労働生産性を高めると結論づけました。
心理的安全なチームは離職率が低く、収益性が高いという結果が出ており、その理由として「イノベーションやプロセス改善が起きやすくなる」「意思決定の質が上がる」「情報・知識が共有されやすくなる」「チームの学習が促進される」といった報告があります。
新型コロナウイルスの影響によって先行き不透明な状態が続き、不確実性の高い今だからこそ、「心理的安全性」が保たれた状態が組織にとって必要です。
まさに正解のない不確実な時代には、挑戦・模索し、実践や失敗から学ぶことが重要なのです。言われたことだけを遂行するのではなく、変化を感じ、工夫や創造することが求められています。そのためには、様々な視点からの率直な対話が必要になります。
「学習する職場」については、また次回お伝えします。
