「自分の弱み」を積極的に開示できるマネージャーは強い…
前回まで書いたように、 マネージャーには、建設的な言葉や態度、考え方が求められています。
しかしながら、 マネージャーにも「心理的安全性」は必要です…
マネージャー自身がメンバーに対して何でも話せる状態でなければ、心理的安全性は高くはありません。
マネージャーも失敗することがあります。
そんな時に、チーム内で素直に報告したり謝ったりした方が良いのです。
自分の「弱み」を積極的に開示した方が、何でも言って良いという雰囲気をチームにつくることができます。
「失敗しちゃった… ごめん」
場合によっては、上司に対する愚痴をこぼしても構いません。
「〇〇部長の言っていることは分かるけれど、あれはないよ…」
自分の弱みを見せる方が、メンバーが粋に感じて力を貸してくれたり、奮起して一致団結してより力を発揮してくれることもあるのです。
よく、上司として完璧に振る舞おうとする人がいます。
「自分のようにしないとダメ」と、完璧なお手本を示そうとするとメンバーとの距離は縮まりません。
マネージャーが間違った時には、 メンバーがマネージャーに苦言を呈することができたり…
その後、 リカバリーのために力を合わせてチームとして前向きに捉えて頑張っていけるような心理状態が形成されていれば強いのです。
そんな組織の メンバーとマネージャーの関係は、「仲間」なのです。
メンバーと仲間になれないリーダーでは、チームの力を最大限発揮させることはできないのです…
次回は、 チームの生産性を上げる雑談…
参照:世界最高のチーム グーグル流「最少の人数」で「最大の成果」を生み出す方法 ピョートル・フェリクス・グジバチ著 朝日新聞出版