良い雑談は、 「心理的安全性」を高めることに繋がります。
その内容を、ピョートル・フェリクス・グジバチ氏は、 「価値観」にまつわるもの… と著書の中で述べられています。
ピョートル氏によると、 良い雑談を引き出す「7つの質問」は以下の通りです。
①「仕事を通じて何を得たいですか?」 →回答例)プロとしてキャリアを積んでいきたいです。
②「それは、なぜですか?」 →例)子供もいるし、もっと給料が欲しいので、もっと成長したいんです。 「なぜ、成長することが大切なんですか?」 →例)娘のために、かっこいいお父さんになりたいからです。 「あなたは、娘さんのために働いているんですね…」
③「何をもっていい仕事をしたと言えますか?」 →例)家に帰って笑顔でいられる時は、仕事もうまくいっていますね…
④「なぜ、いまの仕事を選んだのですか?」 →例)あまり深く考えずに入社してしまいました。 「なぜ、今まで続けられているんですか?」 →例)やってみると楽しかったからです。
⑤「去年と今年の仕事はどういうふうにつながっていますか?」 →例)去年はいろいろ頑張って、今年はその成果がちょっと出てきています。
⑥「あなたの一番の強みはなんですか?」 →例)今話してみて、私の強みは頑張ること、努力だと思いました。
⑦「あなたは、いまどんなサポートが必要ですか?」 →例)やっぱり成長したいから、もっと大きいプロジェクトを任せてほしいです。
①と②は、「価値観」や「信念」
③と④は、「基準」や「モチベーション」に関わる質問です。
⑤は、本人が「成長」に気づくための質問
⑥と⑦は、上司がマネジメントしていくために必要な情報です。
これらの質問がどのような効果をもたらすかは、また次回に…
参照:世界最高のチーム グーグル流「最少の人数」で「最大の成果」を生み出す方法 ピョートル・フェリクス・グジバチ著 朝日新聞出版