感謝の気持ちが チームの生産性の向上に繋がる
前回お伝えしましたが、 価値観や考え方を聞く効果的な質問は、グジバチ氏によると以下のとおりです。
「これまでの人生で、一番感謝していることは何ですか?」
「それはなぜですか…?」
グジバチ氏の経験上、 自己認識に始まって自己開示と自己表現を経て、更に自己認識を深めるという「好循環」を 最も、もたらしてくれる質問だから… だそうです。
「なぜ感謝しているんですか?」 この質問に答えようとすれば…
自然と肯定的な内容になり… そして、プラスのエネルギーで回答する形になります。
グジバチ氏は、 これが自己認識であり… 話しているうちに、もっと自己開示したくなって、どんどん自分から話すようになり…
話しながら、自己表現ができているという気持ちにもなって、
自己表現が受け入れられて、 承認されると…
自己効力感=自信が高まり、 更に自己認識が深まり、 モチベーションも向上するという「好循環」が 生まれることになります。
また、 「人生で一番感謝していること」と同じくらい自己認識や自己開示を促す質問として、 「人生のターニングポイント」があります。
具体的な質問は、 「人生の中で大切な瞬間は?」
「今の自分を創った出来事は?」
こんな質問をすると会話は盛り上がります。
優秀なマネージャーほど、 上記のような価値観を尋ねる質問=人生に影響を与える質問を行っています。
「人生に関わるような大切なことに気づく」=「人生を変える機会」 を提供できたことになります。
次回は、モチベーション向上の要素について
参照:世界最高のチーム グーグル流「最少の人数」で「最大の成果」を生み出す方法 ピョートル・フェリクス・グジバチ著 朝日新聞出版