愚痴って何で出るんでしょう…?
ついつい、
○○○○だから…
でも、△△△△だし…
やっぱり◇◇◇◇でしょう…
愚痴を言っても良い影響を周りに与えることはない…
そう考えるのが普通です。
「みんなの前でそういうことを言うのやめろよ…!」
などと上司が注意する。これもありがちです。
が、裏を返せば 愚痴を言う人は、組織のことをいつも気にかけていると言えます。 『直したい、改善したい』と常に考えている。
その思いが愚痴になって出てきている…
ですから上司は、 その愚痴の中に『組織の改善に役立つメッセージが含まれている』と考えて「組織を良くするチャンス」として活用したら良いのです。
愚痴を建設的な『提案』に変換することができるはずです。
「残業が多くて…」という愚痴には、
「もっと早く帰りたいんですね…」と話しかけてみる。
すると、「当然じゃないですか…」と返ってくるでしょう。
「わかりました。じゃあ、今度のミーティングでメンバーの業務内容を見直して、何が起きていてどこが障害になっているか、残業を減らせるように話し合ってみませんか?」
と提案をして愚痴を言った本人にミーティングををリードしてもらうのです。
メンバーから愚痴が出たら、 建設的な要望に変換する質問をしてみて下さい。
愚痴は、 組織を良くするチャンスです…。
マネージャーとメンバーの関係性については、また次回…
参照:世界最高のチーム グーグル流「最少の人数」で「最大の成果」を生み出す方法 ピョートル・フェリクス・グジバチ著 朝日新聞出版